会社の人間関係、良好ですか?

ISOのコンサルテイング会社をしていると、ISOについてのご意見を数々頂きます。
「ISOは高いだけで、何の役にも立たないよ」
「ISOは、取得しているけど機能してないよ」

ISOは、個人的に会社の流れをPDCAにまとめた、すばらしい仕組みであると思っているだけに、
「なぜ、高いお金を払いながら、機能しないのだろう」と・・・。
そしてそれは、コンサルテイング会社である当社にも責任の一旦があるのかもしれないと、お客様に対して後ろめたい気持ちを抱えていました。

「どうすれば、ISOが有効的に機能するのだろう。」そんな悩みを、某カリスマ経営者に相談したときのことです。
「角本さん、それは『人間関係』がうまくいってません。と置き換えて聞いたほうがいい」
??? 人間関係ですか?

一人では絶対無理なことも、人数が寄れば達成できる 僕はひとりでやっている
人間関係がこの世で一番難しい 「人間関係」それがテーマ
一人では絶対無理なことも、人数が寄れば達成できる
「私は数千万かけて、トヨタ生産方式のコンサルテイングを入れたことがある。でも、一時的に生産効率は上がったけれど、長続きしなかった。
数千万ですよ。長続きしてもらわないと困りますよね。
角本さん、トヨタ生産方式は基本的には歩留まりをよくするというようなシステムだよね。」

はい。

「なぜだと思います?」
システムを動かすのは人間なので、忙しかったりすれば動かないですよね。
「そう思いがちですよね。
でも私は、みんながもっと楽になるようにトヨタ生産方式を導入したんです。
ISOのコンセプトも、同様で継続的に改善していこうというものでしたよね」

そうです。

「簡単に言えば、Aという人が10処理してしまった、でもBがまだ5しか処理していない。こういう時に情報や変化点を開示しながら、10の人が5を即座に確認して手伝うということなんだけどAさんとBさんの仲が悪いとする。
どうなると思う?」

仕事なんだから、手伝いますよね。

「いやいや、人間というのはロボットじゃないから、そういう訳にはいかない。
『あいつなんか手伝うか』とストレートな人間もいれば、『手伝いたくないから、ゆっくりやろう』というような複雑な人間もいる」

「会社というのは、集団の意識で出来上がっています。
人間関係の集まりです。
箱根マラソンをご覧になりますか?ひとりで箱根の山は登れない、けれど数人が集まって練習して選手を選んで、ときには補欠も時々発生して、たすきを渡して渡して山を越していくのです。
下りが得意な人間、登りが得意な人間、みんな得意なことが違っています。

一人では絶対無理なことも、人数が寄れば達成できる。

そして、私はマラソンの向こうにどんな人間関係があるのだろうということに想いをはせる時間がとても多いのです。
先輩が転んだ、この先輩には世話になっている、そんな思いでこの後輩は走っているのだろうかなどとね

話が脱線しました。

会社の仕事やシステムがうまく運ぶか、どうかというのはシステム以前の『良好な人間関係』が、キーポイントなのです」

僕はひとりでやっている
ただ、お客様の話を聞くのでなく
「社内の人間関係がうまくいってない」  と置き換えて聞いてみた

-ISOは、審査前にやるよ
-忙しいからそれどころじゃない
-高いお金払っているから、辞めようかな
これは話の入り口として聞き流す・・・・。

「人間関係」と置き換えて聞いてみた。

―そうですか、では もし ISOがとっても有効的でコストパフォーマンスをあげるものだったらどうしましょう?
「そうできるのは余裕のある会社だね」
―何の余裕ですか?
「時間的なもの、人員的なもの、いろいろの余裕だよ」
―そうですか、余裕ですか・・・

「人間関係の余裕がない」と置き換えてみた。

ISOは僕一人がやってる。
―みなさんは、どうしてるんですか?
仕事が忙しくてね。
―そうですか、もったいないですね。

「社内の人間関係がうまくいってない」と置き換えて聞いてみる。
「僕はひとりでやっている」
「僕はひとり」
・・・・
そう聞けば、腑に落ちることがたくさんありました。

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