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第2回コンサルタントインタビュー

今回は税理士であり、(有)みらい経営マネージメント代表取締役の菊池交太郎(きくちこうたろう)さんに「何故、経営理念が重要なのか?」について、インタビューさせていただきます。

 

明るい未来へのコラボレーション Collaboration for the Brighter Future

私達の活動ポリシーは、「企業活動のサポートを通じ、お客様の人生幸福に寄与すること」



質問

そもそも、税理士というのは、企業の決算業務をまとめて、税金を計算するのが仕事だと一般的に解釈されていますよね。その税理士の菊池さんがどうして、「経営理念」というものに、こだわっているのですか?

答え

菊池氏:「私はそもそも、税理士として経営者の力になりたいと思っています。
経営者の力になるというのは、売上を上げること、粗利を追求すること、そして経費を削減して利益を出すことです。
そのために必要なのは、営業会社でしたら営業の仕組み、製造会社でしたら製造の仕組みです。
そうしたことは、よりその会社の細部に入っていかないと組み立てることができません。
そして組み立てのベースになるのが、その社長さんが一体何を望んでいるかということになります」

質問

ということは、仕組み作りにとって、必要なのは会社ではなくて、トップの社長さんの頭の中ということになるのですか?

答え

菊池氏:「そう、本質的には社長さんが目指しているところが見えてこないと仕組みも出来てこないのです。確かに仕組みだけを作ることは、出来るかもしれません。でも、経験に頼った場合には時代が変われば機能しませんし、途中で気が変わるかもしれません。(実際に、社長さんの言うことがコロコロ変わる、問い場合が多い。)
結局、そうした仕組みだけを作っていても結局は機能しなくなるのがほとんどのケースだと思います。
であれば、社長の想い(理念)や方向性(ビジョン)、を軸に、会社の現状、置かれている環境を分析して、あらかじめ予定(計画)した方がベターですよね。」

質問

あくまでも、社長さんにフォーカスするということになるのですね。

答え

菊池氏:「社長さんが何を考えてこの会社を作った、あるいは引き継いで業務を推進している(これらが理念)。そしてどこに向かって行きたいんだ(ビジョン・方向性)。
一体全体、何がしたいんだという着地点(経営目標)、何を指針に業務をしているといったようなポリシーがないと今のこの経済社会の中では軸がぶれてしまいます。その大きな基盤になるのが、経営理念ということになります。」

質問

かなり、経済が複雑化してきたことも、経営理念の重要性と関係しているのでしょうか?

答え

菊池氏:「だって、20世紀の高度経済成長期はある意味、何も考えることなく経済が右肩上がりでしたから、一生懸命頑張っていれば、その流れに乗るだけで会社も成長していった時代だと思います。でも、今は明らかに違います。ですから、儲かる仕組みを時代に合わせて考えないと、「働けど収入増えず」になっていく時代だと思います。
世の中の仕組みが複雑になってきたからこそ、その骨格となるべき、経営理念というものが必要になってきます。」

質問

あとはどうなんでしょう。菊池さんの得意とするところの、計画経営という面でも、理念というのはかなり重要な位置を占めるものなのですか?

答え

菊池氏:「私達、税理士はとかく、数字を前面に要求しているというふうに見られがちです。確かに予実管理、PDCAの改善などを要求することは多々あります。でも、あくまでもそれらも会社の戦略が基礎になるもので、どういう方向に会社が向いているのか、「理念的経営」というのが気になるところです。戦略を立てる上で、経営者の哲学などにも気を配る必要があると思っています。
そういうもの、経営者の理念というものがない場合、何が起こってくるかというと、各社員まで社長さんの想いが一気通貫していかなくなるのです。事業に対する造詣・思い入れが社長ほどない社員さんは、「会社がどこに行きたいのか」、まったく分からず、効率も悪いし、不安に思うでしょう。

質問

ところで、菊池さんの会社の経営理念というのは?

答え

菊池氏:「ホームページの中(http://www.mirai-keiei.com/rinen.htm)にありますが、

「明るい未来へのコラボレーション」
〜Collaboration for the Brighter Future〜
として、経営理念は、次のように掲げています。

私達の活動ポリシーは、「企業活動のサポートを通じ、お客様の人生幸福に寄与すること」です。現在の企業・個人を取り巻く環境は依然厳しく、楽しい人生を送ることが難しくなってきたのかもしれません。また歴史的な国家のライフサイクルを考えると、日本経済のステージは「成熟期」を迎えています。

お客様と接していく中で、ふと「何のために働いているのだろうか」という声を聞くことがあります。私たちの企業活動の目的は、「人生クオリティーの向上」であり、「より良い人生の探求」であると考えます。私たちの考える「より良い人生」とは、「楽しい人生を送ること」にほかなりません。私たちの目標とする企業人像は「明るい笑顔」で「楽しく仕事」をする「元気なひと」です。

この目標を基本に、お客様とお話させていただきながら、「明るい未来(みらい)経営」を実現すべくたゆまぬ自己革新を進めていきます。お客様と私たち、皆様が「人生の幸福」を実現する事とは、私達、みらい経営のスタッフ・アライアンスの皆様、そしてお客様が、三位一体となって目標に向かって進む事だと考えています。

質問

いやあ、さすがですね。ところで、菊池さんは「経営革新」を意識した、「経営理念クラブ」というのを展開されているそうですが、どういったものなのでしょうか?

答え

菊池氏:「経営者というのは今のご時世、『このままではまずい』というのはなんとなく、わかっています。かといって、何をどう、手をつけていいのか、経営者個人だけではわかっていないと思います。
ちょっといい方を変えると、可燃物の存在はわかってはいます。
でも、その可燃物に火が付いて、とんでもないことにならないと動かないのが人情というものでもあります。そういう経営者の持つあらゆるリスクなどを想定することも、この経営理念クラブでは意識しています。

経営者が複数集まって、理念などの意見交換から始まって、じゃあ、今後、長期的にあるいは中期的に何をどうしていけばいいのかを話し合っているうちに、それぞれの経営者の中での気づきが沢山あるようです。
自社を見ているだけでは気が付かなったものが、他の経営者と意見交換しているうちに、自社に振り返ってみたら、見えてくるものもあることも非常に大切だと思っています。
実際やってみて思うのですが、社長さんって相談相手が限られるなって。だったら、自分にとって、指南役(メンターみたいな)を見つけるもよし、同じ世代の二代目経営者が悩みを相談するもよし、活用方法はいろいろありますよ。」

質問

今後、経営者が理念を策定する上で、意識してもらいたいものがあるという話をされていましたが・・・

答え

菊池氏:「今後の経営理念で必要なのは、企業規模など、社業として発展するためだけでなく、地域社会にいかに貢献していくかはもちろんのこと、もっと大きくいえば地球にどう貢献していくかも意識した方がいいと思います。
環境に対しどう取り組むか、そういう視点に立った経営理念の策定を是非、これからの経営者はしてもらいたいですね」

質問

いずれ、この「経営革新」を意識した「経営理念クラブ」はどういったものにしたいと考えていらっしゃるのでしょうか?

答え

菊池氏:「地方では、経営者を対象にしたビジネススクールのようなものはなかなか成立しにくいと思います。だからこそ、最終的には広島でビジネススクールを誕生させて、それを継続的に運営し、多くの理念と実践力を持った経営者を輩出することが、私達にとっての社会貢献であり「私達なりの地球貢献」だと思っております。
税理士としては、地球貢献という段階まではなかなかいかないですが、社業発展と同時に地域と地球に貢献したいと考えている経営者とご一緒に、自らも成長していきたいと考えております」

【レポーター、文:船崎 賀秀】

菊池 孝太郎 (きくち こうたろう)

平成15年(有)みらい経営マネージメントを設立。本業は税理士(菊池孝太郎税理士事務所)であるが、税理士事務所のノウハウを生かしながら、 計画経営を推進している。
「未来へのコラボレーション」夢のある未来をお客様と共に創造する。 企業価値の創出を目的とし、バランスの取れた経営を目指す経営者の 育成をめざす。

会社概要

菊池孝太郎税理士事務所/(有)みらい経営マネージメント
〒730-0004 広島市中区東白島町20-6 村上ビル2F
TEL 082-228-4781
FAX 082-228-4785

設立:平成15年3月
資本金:300万円
Mailto:kikuchi@mirai-keiei.com
URL:http://www.mirai-keiei.com/

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インタビューアー

船崎 賀秀 (ふなさき よしひで)

1959年生まれ 広島県 江田島町出身

  • 好きな場所 : ジャマイカ、シンガポール、沖縄
  • 好きなモノ : ビール、小岩井 ミルクとコーヒー
  • 好きな人 : 目に入れても痛くない愛娘(みいな・しいな)、妻、他多数

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経歴

近畿大学商経学部経済学科卒。広島のタウン誌「月刊ぴ〜ぷる」の編集に携わり、1年半在籍。
1984年9月 広島の地元経済誌「経済レポート」に転職。様々な企業や経済動向の取材を通して、人脈を広げる。
1995年10月 プライベートでHPを開設し、同時にメールマガジンも発行。通巻350号を超える。
2000年6月 独立。BSCL総合研究所を開設。ITソリューションを活用し中小企業のバランス経営を支援するのが目的で、会員企業は約20社。
2001年9月 日刊有料(1日10円)メールマガジン「広島eマガジン」を創刊。2007年4月現在、発行部数は約720。

 

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